珈琲は健康に悪いという情報に、疑いや勘違いをしている方も多いのではないでしょうか。珈琲を好きになれない理由に、単なる味が理由ではなく、そういった情報によって飲まない人も少なくないはずです。そんな人たちが、なぜ珈琲を嫌うのかという疑問には、どうやら珈琲に含まれるカフェインが原因にありそうです。そんなカフェインについて今回は紹介します。
カフェインとは?
カフェインはアルカロイドという化合物の仲間で、覚醒作用や解熱鎮痛作用があり、眠気、倦怠感、頭痛に対する効果がある医薬品としても使用されています。珈琲の最も特徴的な成分で、お茶やココア、コーラなどの食品にも多く含まれています。カフェインの効能として、眠気覚ましなどの興奮作用や尿の排出を促す利尿作用などが広く知られていますが、この他にも「自律神経の働きを高める」 「集中力を高め作業能力を向上させる」 「運動能力を向上させる」など、様々な効果が明らかになってきています。人間の体内に入ると15〜45分で速やかに吸収され、肝臓の代謝酵素の働きにより速やかに代謝されます。コーヒー100mlには約60mg。紅茶、煎茶などにも含まれています。
カフェインの感受性は個人差が大きく、摂取頻度や摂取量、体重や健康状態などにも左右されます。例えば、夜遅くにカフェイン入りの食品や飲料を摂取しても睡眠に影響しない人もいれば、少量のカフェインで眠れなくなる人もいます。カフェインを過剰摂取した場合、焦燥感、不眠、不安やイライラの原因となり、頭痛や不整脈、またはその他の問題を起こす可能性もあります。
珈琲の致死量は5リットル一気飲み?!?
珈琲に含まれるカフェインは、基本的には安全性の高い飲み物ですが、短時間で大量に摂取すると、流石に悪影響を及ぼします。多量摂取により血液中の濃度が急激に増加すると、中毒を起こし死亡することもあります。その致死量は血液中の濃度で80mlを超えるレベルに当たります。通常の珈琲の濃さはおよそ100mlあたりに60mg程度のカフェインが含まれており、珈琲一杯による血液のカフェインの濃度は1〜2ml上昇するとされています。上記で記したようにカフェインは肝臓で速やかに代謝されますので通常の状態においては3〜10gのカフェインを1時間の間に一気に飲むと志望の危険性が上がります。これは珈琲の量で表すと5リットル程の量になります。普通に考えると非現実的な話ではありますが、目安としてのお話をさせて頂きました。
次回!カフェインが及ぼす身体への影響について。
カフェインについてざっと説明をしましたが、具体的に身体や健康面においてどんな影響が起こるのかを次回、説明します。意外と知らなかったことや、今までの情報を覆す結果になるかも??お楽しみに!
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